『バットマン ビギンズ』 | 映画ジャンキー りこぴん        *゚ ゜゚*☆自己解放区☆*゚ ゜゚*

『バットマン ビギンズ』

『バットマン ビギンズ』 観て来ました~(^▽^)/♪

土曜に『SW エピソード3』 と共に観る予定が、友人の都合が

つかないらしく、こっちを先に鑑賞…という訳です(-_-;)。

  ※ 以下、ネタバレも含まれますので注意!!

バットマン ビギンズ


SF大作としては、なかなか○でした♪クリストファー・ノーラン監督は

内容より撮影技術に走ってしまうイメージがありましたが、

主人公ブルース・ウェインの闇の部分を終始大事にして

ただの娯楽ではない、バットマン序章を生み出してくれたと思います。

ノーラン監督作品の持つ“ダークさ”がうまく活きていました。

ブルースの持つ深い闇、そしてその部分を昇華しようと抗う姿の

描かれ方が、押し付けがましくないのが良かったです♪

武器やスーツの手作り感も素敵でした(笑)。

バットモービルの概観が“戦車”チックだった点は

誕生のお話って事で、今後これまでのシリーズに登場した

流線型に改良されて行くのね!と解釈しました(^-^;。

(ジェットエンジン発動のシーンは『MIB』の車を思い出した。)



そしてやはり、脇役が素晴らし~です!!!

さすがオスカー俳優というマイケル・ケインにリーアム・ニーソン、

渡辺謙、ゲイリー・オールドマン演技力は伊達ぢゃない。

執事=アルフレッド役のマイケル・ケインの「NEVER!」には

ホロッとさせられましたし(T^T)、ゲイリー・オールドマンに至っては

「これが前の彼なら、

  絶対このドラッグ売って稼ぐはずなのに!」

とさえ思ってしまう程の良い刑事っぷり(笑)。これまでの映画では

まず見られない、彼の善人役がすんごい嬉しかったです(/_<。)

渡辺謙のインパクトも大♪但し彼の考案した“ラーズ語”は、

やはり理解不能でした…(-_-;)。



そんな中で、物足りなかったのが以下。

●渡辺謙の扱いが少なすぎる!

 観た方はお分かりと思いますが、ホントに「え゛え゛っ?」

 って感じで終わってしまいます…。

●リーアム・ニーソンが中途半端

 ブルースとの剣劇シーンでは、どうしても “ジェダイ・マスター”に

 見えてしまう…。服装も似てたし。

 クライマックスで再び“ラーズ・アル・グール”の 名前を登場させ、

 ラーズの最期と同様にブルースの上に火柱が落ちてくるシーンが

 あったので、それらを伏線に再度ラーズを出してくれればなぁ…。


ニーソンは前半で助かってるので、絶対最後に再登場というのは

分かっていた訳で、そこで実は渡辺謙ラーズも…

とまで行って欲しい気がしました。

リーアム・ニーソン演じたヘンリー・デュカードが、

なぜゴッサム・シティー殲滅という考えに至ったのか。

それが全くと言っていい程描かれていないので、

ラスボスにしては、インパクトが弱かったです。

これまでの『バットマン』シリーズは、内容は置いといて(;^_^A

登場した悪役の“人生の悲劇”が色濃く出ていて、

そこは悪役と言えども共感できる部分がありました。

が、逆に『ビギンズ』ではそれを“はしょっちゃった”ために

デュカードには共感できませんでしたね。残念(-_-;!

先日聞いたニュースで

「ケイティ・ホームズは次回作には出さない」

という話があったので、これは次回作も決定!って事?

もし企画されているのなら、次回作ではぜひ

“悪役への説得力”を付けてくれるよう、お願いしますm(_ _)m。



不満はこれくらいにしまして、この作品でのメッケモノも2つ♪

観てた時に「あれ?この人…絶対観た事ある…知ってる…」

と思いつつ、エンドロールでやっと判明!

『ブレードランナー』 で最狂レプリカントを演じていた

ルドガー・ハウアー氏では ありませんかっΣヽ(゚Д゚; )ノ !

ルドガー・ハウアー氏

※左:バットマン ビギンズ  右:ブレードランナー


『ブレードランナー』 リスペクト!な私なのに

最後に分かってごめんなさい ごめんなさい(≧0≦)

でも、このポッチャリ体型を駆使して、今後

“かわいいオヤヂ”キャラも演じてくれると嬉しいです(笑)。

新作『シン・シティ』 にも期待♪

そしてもう1つは、キーマンを演じたキリアン・マーフィーです。

キリアン・マーフィー


この作品では“マッド・サイエンティスト”のDr.クレイン役(画像・左)。

「ジェントルマンでインテリなのに狂ってる」という、私=りこぴんの

ツボ突きまくりで個人的注目度UPです(^◇^)。

最初に彼が注目されたダニー・ボイル監督の『28日後…』では、

“イギリス労働階級”の悲哀が漂い(画像・右)、先日公開された

『ダブリン上等!』では彼女に振られるダメダメ青年役(画像・中央)。

タイプの違うキャラを演じ分けているので、今後の役にも期待♪

しかもこのDr.クレインのキャラって…

インテリ君♪

ドラマ『白い巨塔』の国平弁護士=及川光博(ミッチ~☆)

すっごいカブッてしまいました。

ええ!メガネの似合うインテリが大好きですとも(笑)!!




ディレクターズカット ブレードランナー 最終版

28日後… 特別編

ダブリン上等 ダブリン上等!

白い巨塔 DVD-BOX 第二部